arduinoでつくる 低温調理器具 2/全7回
今回は、パソコンにarduino IDEをインストールし、arduinoからLEDを点滅させる(Lチカ)方法です。といっても、Lチカするまでは様々なサイトで詳しく解説されているので、方法についてはリンクを貼るだけにします。ちなみに、ぼくはMacBook Air上で動くMAC OS X Yosemite ver 10.10.3で行いました。
必要部品
- arduino uno R3 arduino本体です。
- USB A to B 変換ケーブル パソコンとarduinoをUSB接続するためのケーブルです。
- ブレッドボード
- ブレッドボードジャンパーワイヤ
- ジャンパーコード 上記の3つのパーツを使えば、半田付けなしに回路を組むことができます。
- LED
- 10kΩ抵抗 LEDに過剰な電流が流れることを防ぐためにつけます。LEDに使うには抵抗値が大きすぎるので、LEDが暗くなります。しかし、10kΩのものなら後にLCDモジュールのコントラスト調整に流用できます。
入門キットの中には、上記パーツがだいたい入って安く売られているものもあるので、それを買ってしまうというのも手です。ぼくの場合は、arduinoをshellmoの中の人に頂けたというのもあり、それぞればらばらに秋月電子から購入しました。
方法
ぼくは上記のページを参考にして、Lチカを行いました。前半部分がarduinoの解説、後半が実際のLチカの方法であり、非常に丁寧に書かれていたので、初めてのぼくでもすぐにLチカできました。
実は、続けて2つのトラブルに見舞われました。
1、エラーになってarduinoにプログラムを書き込めない
記事通りにやったつもりでしたが、エラーが発生して書き込めませんでした。エラーメッセージを読むと、
avrdude: ser_open(): can't open device "/dev/cu.usbmodem1411": No such file or directory
ioctl("TIOCMGET"): Inappropriate ioctl for device
と書いてあるので、なんかデバイスかファイルかが見つからないみたいでした。ソフトに何か問題があってエラーメッセージが表示されている時は、とりあえずエラーメッセージをgoogle検索にコピペしてみます。
検索結果一番上のサイトで、どうも回答っぽいのが見つかりました。それによると、
ということでした。そこで、ツール>ポートから選ぼうとしましたら、なぜか灰色になって選べませんでした。。。。
よくわからないので、とりあえずarduinoを外し、macを再起動しました。すると、何故かはわかりませんが、選べるようになりました!!
ここで、名前に"usb"と入っているものが1つあったので、それを選んでみました。すると、問題なくプログラムがarduinoに書き込まれました! ちなみに、USBポートを差し替えた場合(右のポートから左のポートへ替えた場合など)、ツール>ポートから使うポートをまた選びなおさないといけないようです。
2、線を繋いでもLEDが光らない
LEDに大電流が流れるのが嫌だったので、arduinoに直接LEDの足を差さず、ブレッドボード上で10kΩ抵抗を介して接続しました。すると、arduinoの基板上のランプは1秒ごとに点滅するのに、接続したLEDは全く光りませんでした。
ハードに問題があって動かない時は、回路を構成している部品それぞれを検証して、どのパーツがよくないのか確かめてみます。
ぼくは、まずLEDの故障を疑い、arduinoに直接LEDの足を差してみました。光りました。
次に、抵抗の故障を疑い、+側のソケットに抵抗、-側のソケットにLEDの-側の足を差し、抵抗のもう一方とLEDの+側の足を触れさせてみました。光りました。
こうなると、ジャンパーコードかプレッドボードがおかしいので、パーツを元の通りブレッドボード上に刺し直し、ジャンパーコードを別のジャンパーコードに交換してみました。光りました。元のジャンパーコードに交換してみます。光りません。。。
つまり、使っていたジャンパーコードがたまたまはじめから断線していたようです。こんなこともあるんですね。
ちょっとしたトラブルには見舞われましたが、無事にLEDをチカチカさせることに成功しました!! 次回は、温度センサーをいじってみます!