arduinoでつくる 低温調理器具 3/全7回

前回はLEDライトを点滅させることに成功しました。今回は温度センサー(LM35DZ)を使って、arduinoで"水中での"温度測定ができるようにします。製作目標としている低温調理器具は水温を調節する機器なので、周辺温度ではなく水温を直接測定したいからです。

前回に加えての必要部品

方法

今回はこちらのサイトを参考にしました。

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arduinoでつくる 低温調理器具 2/全7回

今回は、パソコンにarduino IDEをインストールし、arduinoからLEDを点滅させる(Lチカ)方法です。といっても、Lチカするまでは様々なサイトで詳しく解説されているので、方法についてはリンクを貼るだけにします。ちなみに、ぼくはMacBook Air上で動くMAC OS X Yosemite ver 10.10.3で行いました。 

必要部品

入門キットの中には、上記パーツがだいたい入って安く売られているものもあるので、それを買ってしまうというのも手です。ぼくの場合は、arduinoshellmoの中の人に頂けたというのもあり、それぞればらばらに秋月電子から購入しました。

方法

deviceplus.jp

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arduinoでつくる 低温調理器具 1/全7回

急にローストビーフ丼温玉乗せを食べたくなる時ってないですか? 僕はあります。ジューシーで柔らかい肉に、卵のコクが絡むと最高ですよね。

しかし、ローストビーフも温玉も、うまく作ろうとすると決まった温度でじっくり調理する必要があるみたいです。ローストビーフは55℃で5時間、温玉は73℃で30分の調理が必要ですが、そんなきっちり温度設定ができる調理器具、僕は持っていません。

ネットでも探しましたが、炊飯器は保温温度が機種によって違い、また温度調節はできないみたいでした。海外にはanovaなどの目的にぴったりの商品がありましたが、179 USDと、円安の今買うにはちょっと高く、送料も海外発送なのでばかになりません。

そこで、arduinoと電気鍋を使い、

1、内容物を一定の温度に調整し、維持できる

2、タイマーで切れる

鍋をつくることにしました。ちょうど、shellmoの中の人からarduino uno R3をいただいていたので、試したかったためでもあります。

 

必要部品ですが、

1、鍋の内容物の温度を測定し、

2、それをもとに鍋の加熱出力を調整する

ために、温度センサーと、鍋を温める熱源、熱源の出力を操作する装置(今回はSSR)が必要でした。タイマーはとりあえずarduinoに標準搭載の時間機能を使うことにしました。

また、他に、目標温度と現在温度をパソコンなしでも確認したかったので、モニターも必要でした。

arduinoを扱うのは初めてだったので、arduinoを試すのに必要な装置一式も今回購入しました。

 

詳しくは各機能のベージで扱いますが、以下にパーツリストと、概念図を載せます。

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